 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
 |
 |
|
さて、冬至にはカボチャを食べる習慣をもつ日本人。カボチャが野菜の減る冬場まで保存できる貴重な野菜であった、という利便性のほかに栄養的な価値も見逃せません。カロテン、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維、にとみ、ビタミンB1やビタミンB2も含みます。鮮やかなオレンジ色はカロテン。これは体内に入ってビタミンAにかわります。ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素。風邪の流行る冬場に食べていたという昔の人の知恵は素晴らしいですね。夏の間の紫外線で疲れ気味のお肌には嬉しい栄養素です。またビタミンAは夜間の視力の維持を助ける栄養素でもありますから、パソコンなどで目を酷使する現代人には必須の栄養素です。ビタミンCも抗酸化力をもち、コラーゲンの生成を助ける栄養素。ビタミンEも抗酸化作用をもち、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素で、このA、C、Eをあわせて「ビタミンエース(=ACE)」とよんでいます。さらにカボチャや乳製品に多いビタミンB2は酸化してしまった細胞に対して有効に働くという研究発表もありますから、カボチャが健康食材として注目を浴びるのも納得です。
この時期「夏バテで体調が今ひとつ」なんて人はいませんか。夏バテの原因は様々ありますが、夏の間、つい口当たりの良い糖質ばかり摂取してしまった、というのも原因のひとつ。摂取した炭水化物をきちんとエネルギーとして使うには、ビタミンB1が必要です。野菜の中では糖質の多いカボチャですが、一緒にビタミンB1を含むというのも良い点ですね。
そして食物繊維。腸を刺激して、排便を促すほか、おなかの中で、善玉菌のエサとなる点も見逃せません。乳酸菌の供給源であるヨーグルトとぜひ一緒にとりたいものです。また最近では食物繊維をしっかりとると、血中のビタミンC濃度が高まる、という研究結果もでています。カボチャのビタミンCの体内利用率を上げるのに一役かってくれるかもしれません。
ワタも果肉と同等かそれ以上の栄養素を含みます。切り立ての新鮮なカボチャならワタの鮮度も抜群。ぜひワタごと煮物にしましょう。この調理法を「あん煮」といいます。ホクホクの果肉に、とろりとしたワタがからまって絶妙なおいしさです。
種には味覚を正常にするといわれる亜鉛やマグネシウムが豊富。乳製品に豊富なカルシウムはマグネシウムとのバランスが大切。ここでも乳性品とカボチャの相性はばっちり。種は香ばしく炒って食べましょう。 |
 |
 |
|
最後においしく食べる方法をみてみましょう。
自分の好みに合ったカボチャを選び取る知識をもつことも大切ですが、同時に、目の前にあるカボチャの状態を見て、臨機応変に対応できるお料理の技術を身につけることも、おいしく野菜を食べる、大切な方法ですね。
淡白な味の日本カボチャはしょうゆや出汁といった日本の調味料との相性がとてもいい食材です。淡白な味わいを生かして、他の野菜類や高野豆腐、がんもどきといった食材と炊き合わせたり、小ぶりな形を生かして、中に鶏ひき肉を詰めて蒸し、あんかけにするなど、おもてなしにもできる美しいお料理にむいています。
では西洋カボチャはどうでしょう。保存の利く西洋カボチャは保存している間、ほとんどその外観を変えませんが、果肉は刻々と変化しているのをご存知でしたか?実は収穫したてのカボチャはボソボソして甘味もありません。果肉のほとんどがデンプンだからです。その後産地で1ヶ月ほど保存するうちに、カボチャのもつ酵素によりデンプンが糖化してあのホクホク、あま〜いカボチャになるのです。ですからお店に並ぶ頃はおいしいカボチャになっているわけです。その後もカボチャの酵素は働きますから、どんどん甘味は増していきますが、今度はカボチャが呼吸する時にこの糖を使って、水にしてしまうため、同時に水っぽくなってきます。年の終わりごろカボチャの煮物をつくると、甘いけれどベチャとした仕上がりになって、がっかりした経験を持つ方も少なくないでしょう。これはお母さんの腕が悪かったのではなく、カボチャの自然の摂理によって引き起こされた現象だったのです。西洋カボチャは保存期間が長くなると、甘味は増すけれど、水っぽくなっていく、ということを覚えておけば、ホクホクの煮物を楽しんだり、千切りにしてさっと茹でてサラダにしたり、つぶしてカボチャの甘味を生かしたおいしいスープにしたり、常においしく食べることが出来ます。
その時々のカボチャの特徴を生かした料理をし、カボチャのおいしさを存分に楽しみたいものです。 |
|
 |
 |
| Koiwai Dairy Products CO.,LTD.
(c)All rights Reserved 2008 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|