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ニュースリリース
NEWS RELEASE  
2004年1月22日
小岩井乳業(株)とキリンビバレッジ(株)チルド事業との
機能統合概要の決定について
小岩井乳業株式会社(社長:石野克彦)は、昨年9月のキリンビバレッジ株式会社(社長:佐室瑞穂)チルド事業との機能統合の基本合意の発表以来、当社をはじめキリンビバレッジ社並びに当社の株主であるキリンビール株式会社、小岩井農牧株式会社、東山農事株式会社各社間で統合スキームの概要について検討してまいりました。このたび、キリンビバレッジ社が本年4月に小岩井乳業社の第三者割当増資の引受けを行い当社の51%の株主となるとともに、翌年1月にキリンビバレッジ社チルド事業を分離し当社へ営業譲渡することで、最終合意に至りましたので発表させていただきます。


 小岩井乳業は、小岩井農牧の乳業部門を分離独立させ、1976年に小岩井農牧とキリンビールの折半出資により設立されました。わが国の酪農のパイオニアとして、小岩井農牧が、創業以来110余年にわたり培ってきた、“安全・安心・素性明らか”の理念に基づき、豊かな味わいをとことん追求した製品づくりを進め、プレミアム分野に強みを持つ、独自のポジションを築いています。

 今後は、小岩井、キリン両グループの事業基盤を活用・発展させることで競争力を高め、発酵乳・チルド飲料等に強みを持つ、市場で影響力を発揮できる企業を目指すべく、キリンビバレッジ社引受けによる第三者割当増資を行い、同社チルド事業との機能統合を行うものです。「小岩井」ファンのさらなる獲得を図るとともに、中期的には、2006年度の売上高目標を600億円(2002年度比:53%増)とし、将来的には乳業界で上位5社と目されるポジションの獲得を目指していきます。

 商品面では、引き続き小岩井ブランドを核とした市乳、乳製品事業および食品事業を展開するとともに、チルド飲料事業ではプレミアム分野に強みを持ち独自のポジションを築いている小岩井ブランドに加え、「生茶」や「午後の紅茶」などのキリンブランドや、100%果汁「トロピカーナ」の両ブランドを組み合わせ、事業領域の拡大を図ります。また、商品企画部を新設し、商品開発力を強化するとともに、開発機能をキリンビール横浜・テクノビレッジに集約することで、キリンビールやキリンビバレッジとの研究開発機能の連携を強化し、高付加価値商品など、さらなる魅力ある商品の開発を行います。

 また、販売面においても、グローバル規模で進行する流通構造の変化に柔軟かつスピーディに対応していくため、両社の営業機能を組み合わせることにより広範で効率的な販売体制の構築を図るほか、最小限の人員で最短のサプライチェーンを構築するなど、競争力のある組織体制の強化を進めてまいります。

機能統合後の小岩井乳業社の概要は、以下の通りです。

社 名 小岩井乳業株式会社
所 在 地 東京都千代田区
資 本 金 16億8900万円
出資比率 キリンビバレッジ株式会社 51.0%
キリンビール株式会社 24.5%
小岩井農牧株式会社 19.6%
東山農事株式会社 4.9%
主な事業 乳製品等の製造・販売
売上規模 600億円(2006年度計画)
従業員数 532人

●このリリースに関するお問い合わせ先
 小岩井乳業株式会社 広報部 広報担当
 東京都 千代田区 鍛冶町 2-6-1 堀内ビル5F〈TEL:03-5209-7884〉

●お客様からのお問い合わせ先
 小岩井乳業株式会社 お客様相談室〈TEL:0120-171766(フリーダイヤル)〉

以上
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