審査は、小岩井工場の総務・製造・品質管理・ 施設・物流の全部門を対象に実施されました。今般の規格申請にあたりましては、小岩井工場において、工場長をリーダーとするプロジェクト=ISO推進室を結成し、「品質方針」を策定、HACCPを考慮したISO規格での品質管理システムの構築について、2001年の年初から準備を進めてまいりました。
今後も、お客様本位、品質本位にいっそう努め、ISO品質システムにより、お客様にご満足いただける商品を提供してまいります。
《 小岩井乳業株式会社 小岩井工場概要 》
〈所在地〉 |
岩手県 岩手郡 雫石町 26地割 字 丸谷地 36-1 |
〈代表者〉 |
小岩井工場長 高前田 信幸 |
〈従業員数〉 |
約170名 |
小岩井工場は、小岩井農場*のほぼ中央に位置し、岩手山を背景に牧草地と赤松林に囲まれた豊かな自然環境の中にあります。周囲の美しい風景にマッチした赤い屋根の北欧風建物で、1978(昭和53)年から稼動しており、牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ等を製造しています。
1998(平成10)年に、厚生省が承認するHACCP(総合衛生管理製造過程)を乳業会社の第一陣で取得し、1999(平成11)年には、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取得しています。
また、同工場には見学者通路を設けており、牛乳・乳製品の製造工程を自由にご覧いただけるほか、PRホールでは、小岩井農場の自然や歴史・伝統のほか 酪農をはじめとする各事業についてのパネル展示もあり、年間10万人ほどの方が訪れています。
*小岩井農場
岩手山南麓に約3,000ヘクタールを有する、我が国唯一の民間総合農場で、経営は小岩井農牧株式会社(小岩井乳業株式会社の親会社)。
1891(明治24)年、小野・岩崎・井上の3氏の共同開墾耕作により創業。
「小岩井」という名称は、創始者3氏の頭文字をとって命名されたもの。
創業以来、酪農、山林事業を軸として、緑化造園事業、種鶏事業、並びに採卵事業等多岐にわたって農林畜産関連の複合的事業を展開している。
詩人宮沢賢治がこよなく愛し、生前この地を幾度も訪れて、その感動を詩集「春と修羅」の中で、長編詩『小岩井農場』に残していることでも知られている。
2001(平成13)年4月、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取得。
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