小岩井乳業株式会社(社長:石野克彦)とキリンビバレッジ株式会社(社長:佐室瑞穂)のチルド事業の統合に向けた検討を開始することが、9月8日(月)、小岩井乳業社並びに同社の株主である東山農事株式会社、キリンビール株式会社、小岩井農牧株式会社各社とキリンビバレッジにおいて基本合意に達しました。
今回検討を開始する統合事業においては、小岩井乳業社の乳製品事業を中核とし、両社がこれまでに培った顧客基盤、販売チャネルのネットワーク及び、両社が持つ商品群の製造・物流・商品開発機能の効果的な相互活用など、効率経営の追求により事業基盤を強化し、営業収益力の拡大を図ります。
事業統合後も小岩井ブランドのオーナーとして小岩井農場を経営する小岩井農牧社の「安全・安心・素性明らか・高品質」の基本理念を重視し、ブランド価値の維持向上に努めるとともに、チルド事業のさらなる成長を目指します。
今後、詳細な検討を行い、本年度末までに最適スキームの決定を目指したいと考えています。
現在、小岩井乳業社の出資比率は、キリンビール社50%、小岩井農牧社40%、東山農事社10%となっていますが、既存株主は現状の出資額を維持し、今後新たにキリンビバレッジが第三者割当増資を引き受け、最終的に全発行株式の過半数を出資する計画です。
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